東京都が平成3年度から供給を開始した多磨・八柱霊園の「壁型埋蔵施設」は、将来1万基程度を供給する計画です。しかし、これだけではまだ墓地需要に十分応えることができるとはいえません。
そこでさらに集約化・立体化された墓所として多磨霊園内に建設、平成5年度から供給を開始しだのが「みたま堂」です。これはいわゆる「ロッカー式墓所(長期収蔵施設)」で、最大直径61メートル、高さ約20メートルの円形をした巨大な納骨堂の壁面全体に6層のロッカー型納骨壇が並んでいます。納骨壇には6体用、4体用、2体用の3種類の大きさがあり、納骨壇の数は5200。納めることができる遺骨の数は全部で2万1840体です。利用者は納骨と改葬するときだけ納骨壇の前まで入ることができますが、以後お参りをするときは法事もふくめて、納骨堂正面にある参拝場所かあるいは納骨堂内の中央ホールで行います。
公営霊園ではこれまで、単身者など、後を引き継ぐ者のないお墓は供給してこなかったのですが、新形式のお墓ではそうした人々も積極的に受け入れていくとのこと。しかし関西では、いまだにお墓といえば上墓というイメージが定着しており、新しいかたちのものはなかなかできない状況があるようです。
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