(東京都条例第二二号)
   第一章 総 則
 (目 的)
第一条 この条例は、霊園の設置及び管理に関し必要な事項を定め、霊園の利用の適正化を図り、もって都民の福祉の増進に寄与することを目的とする。
 (定 義)
第二条 この条例における用語の意義は、墓地、埋葬等に関する法律(昭和二三年法律第四八号)の例による。
 この条例において次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。
  霊園 東京都が設置する某地をいう。
  埋蔵施設 墳墓として使用する施設で、一般埋蔵施設、芝生埋蔵施設、壁型埋蔵施設及び合葬埋蔵施設をいう。
  収蔵施設 納骨堂内にある焼骨を収蔵する施設で、長期収蔵施設、短期収蔵施設及び一時収蔵施設をいう。
 (納骨堂等)
第三条 知事は、雪園内に納骨堂又は式場を設置することができる。
 (名称及び位置)
第四条 霊園の名称及び位置は、別表第一のとおりとす
 前条の納骨堂又は式場の名称及び位置その他必要な事項は、知事が定め、告示する。
   第二章 埋蔵施設等の使用
 (使用の許可)
第五条 埋蔵施設、収蔵施設又は式場を使用しようとする者は、知事の許可を受けなければならない。
 知事は、前項の許可に、霊園の管理のため必要な範囲内で条件を付することができる。
 (申込者の資格)
第六条 埋蔵施設又は収蔵施設の使用の申込みをしようとする者は、次に掲げる要件を満たす者でなければならない。
  東京都の区域内に住所を有していること。ただし、東京都の区域外にある霊園の埋蔵施設又は収蔵施設について当該霊園の所在する市の区域内に住所を有する者が使用の申込みをしようとするときは、この限りでない。
  祖先の祭祀を主宰すべき者であること。ただし、合葬埋蔵施設を自己のために使用する目的で使用の申込みをしようとするとき、又は一時収蔵施設の使用の申込みをしようとするときは、この限りでない。
  既に、埋蔵施設、長期収蔵施設又は短期収蔵施設の使用の許可を受けていないこと。ただし、一時収蔵施設の使用の申込みをしようとするとき、又は知事が必要と認めるときは、この限りでない。
 前項に定めるもののほか、知事は、使用させようとする埋蔵施設又は長期収蔵施設の数が著しく少ないときは、同項各号以外の埋蔵施設又は長期収蔵施設の使用の申込みをしようとする者の満たすべき要件を定めることができる。
 (公 募)
第七条 知事は、埋蔵施設又は長期収蔵施設を使用させようとするときは、別に定めるところにより、使用しようとする者を公募するものとする。
 使用の申込みは、公募の都度一人一箇所限りとする。
 (使用予定者の決定)
第八条 知事は、前条第一項の規定による公募において、使用の申込みをした者(以下「申込者」という。)の数が使用させるべき埋蔵施設又は長期収蔵施設の募集数を超えるときは、申込者のうちから抽選により使用予定者を決定する。
 知事は、前条第一項の規定による公募において、申込者の数が使用させるべき埋蔵施設又は長期収蔵施設の募集数を超えないときは、申込者を使用予定者として決定する。
 (使用の手続)
第九条 前条の規定により埋蔵施設若しくは長期収蔵施設の使用予定者として決定された者又は短期収蔵施設、一時収蔵施設若しくは式場を使用しようとする者は、別に知事が定める手続をしなければならない。
 知事は、前項の手続を完了した者に対し、当該施設の使用を許可する。
 (許可証の交付)
第一〇条 知事は、第五条第一項又は第一八条の規定による許可をしたときは、当該許可を受けた者(以下「使用者」という。)に対し、東京都規則(以下「規則」という。)で定める使用許可証を交付する。
 使用者は、前項の使用許可証を紛失し、又は汚損したときは、知事に再交付を申請することができる。
 (埋蔵又は収蔵の期限)
第一〇条の二 使用者は、第五条第一項の許可を受けた日から三年以内に、遺骨を埋蔵又は収蔵しなければならない。ただし、自己のために使用する目的で合葬埋蔵施設の使用の許可を受けた者の埋蔵期限については、規則の定めるところによる。
 知事は、前項の規定にかかわらず、特別な事情があると認めるときは、前項本文に規定する期限を延長することができる。
 (使用期間)
第一一条 次の各号に掲げる施設の使用期間は、それぞれ当該各号に掲げるところによる。
 一 長期収蔵施設 三〇年
 二 短期収蔵施設 五年
 三 一時収蔵施設 一年
 (使用料)
第一二条 知事は、使用者から別表第二に定める額の範囲内において規則で定める額の使用料を徴収する。
 東京都の区域外に住所を有する者に第五条第1項又は第一八条の規定による許可をする場合の使用料は、前項に定める使用料の額の二割に相当する額を増額した額とする。ただし、第六条第一項第一号ただし書に規定する者に当該許可をする場合は、この限りでない。
 前二項の使用料の徴収方法は、規則の定めるところによる。
 (管理料)
第一三条 知事は、埋蔵施設(会葬埋蔵施設を除く。)又は長期収蔵施設の使用者から別表第三に定める額の範囲内において規則で定める額の管理科を徴収する。
 前項の管理科の徴収方法は、規則の定めるところによる。
 (使用料等の減免)
第一四条 知事は、特に必要があると認めるときは、使用料又は管理科を減額し、又は免除することができる。
 (使用料等の不還付)
第一五条 既納の使用料及び管理科は、還付しない。ただし、知事は、相当の理由があると認めるときは、その全部又は一部を還付することができる。
 (埋蔵施設等の原状回復)
第一六条 使用者は、埋蔵施設の全部若しくは一部又は長期収蔵施設若しくは短期収蔵施設を使用しなくなったときは、直ちに知事に届け出るとともに、当該施設を原状に回復しなければならない。ただし、知事が特別の事情があると認めるときは、原状に回復することを要しない。
 (転貸等の禁止)
第一七条 使用者は、埋蔵施設、収蔵施設又は式場を他の者に貸し、又はその使用する権利を他の者に譲渡してはならない。
 (更 新)
第一八条 知事は、収蔵施設を使用している者が、第一一条各号に掲げる使用期間の満了後引き続き当該施設を使用することを申し出たときは、当該施設の使用を許可することができる。
 (使用者の地位の承継)
第一九条 埋蔵施設又は収蔵施設の使用者の死亡その他規則で定める場合にお いて、当該使用者に代わって当該施設を引き続き使用しようとする者は、当該使用者の地位を承継することができる。ただし、埋蔵施設、長期収蔵施設又は短期収蔵施設の使用者の地位を承継しようとする者は、祖先の祭祀を主宰する者でなければならない。
 前項の規定により使用者の地位を承継しようとする者は、遅滞なく知事に申請し、その承認を受けなければならない。
 前項の承認を受けた者は、使用許可証の書換えを受けなければならない。
 (埋蔵施設等の変更等)
第二〇条 知事は、次の各号の一に該当するときは、埋蔵施設又は収蔵施設の使用者に対し、当該施設を変更し、又は使用の許可を取り消すことができる。
  霊園の整備のためやむを得ない必要が生じたとき。
  霊園の保全又は霊園の利用に著しい支障が生じたとき。
  前二号に掲げるもののほか、公益上やむを得ない必要が生じたとき。
 知事は、前項の規定による処分により損失を受けた者に対し、通常受けるべき損失を補償しなければならない。
 (使用許可の取消し等)
第二一条 知事は、次の各号のいずれかに該当するときは、埋蔵施設又は収蔵施設の使用者に対し、この条例 の規定によってした許可若しくは承認を取り消し、又は行為の中止、原状回復その他当該施設の適正な使用の確保のために必要な措置を命ずることができる。
  第一〇条の二の規定による期限を過ぎても埋蔵又は収蔵をしないとき。
  第二二条第一項の管理科を五年間納めないとき。
  この章の規定又はこの章の規定による命今に違反しているとき。
  この章の規定による許可に付した条件に違反しているとき。
  偽りその他不正な手段によりこの条例の規定による許可又は承認を受けたとき。
 (遺骨の改葬)
第二二条 知事は、埋蔵施設又は収蔵施設の使用者が死亡し、その使用者の地位を承継する者がいないとき、又は第二〇条第一項若しくは前条の規定により許可が取り消され、若しくは使用期間が満了した場合に改葬 する者がいないときは、当該施設に埋葬され、埋蔵され、又は収蔵されている遺骨を別に定める場所に改葬する。
   第三章 土地の使用
 (土地の使用)
第二三条 休憩所若しくは売店を設け、又は埋蔵施設の 工事を行うため土地を使用しようとする者は、規則の定めるところにより知事に申請し、その許可を受けなければならない。
 前項の規定による上地の使用の期間は、一〇年を超えない範囲内において規則で定める期間を超えることができない。これを更新するときの期間についても同様とする。
 知事は、第一項の許可に、霊園の管理のため必要な範囲内で条件を付することができる。
 (土地の使用料)
第二四条 知事は、前条第一項の許可を受けた者から一平方メートルにつき、一月三六〇円の範囲内において、規則で定める額の使用料を徴収する。
 前項の使用料の徴収方法は、規則の定めるところによる。
 (準 用)
第二五条 第コ八条、第一七条、第二〇条及び第二一条(第一号及び第二号を除く。)の規定は、第二三条の許可を受けた者について準用する。
   第四章 雑  則
 (手数料)
第二六条 知事は、第一〇条第二項の規定による使用許可証の再交付又は第一九条第三項の規定による使用許可証の書換えをするときは、別表第四に定める手数料を徴収する。
 (行為の制限)
第二七条 霊園内では、次に掲げる行為をしてはならない。ただし、第一号から第三号までに掲げる行為については、あらかじめ知事の許可を受けた場合は、この限りでない。
  物品販売、業としての写真撮影その他の営業行為をすること。
  広告宣伝をすること。
  知事が指定した場所以外の場所へ車両を乗り入れ、又は留め置くこと。
  霊園内の土地又は物件を損壊すること。
  植物を採取し、又は損傷すること。
  鳥獣魚介の類を捕獲し、又は殺傷すること。
  前各号に掲げるもののほか、霊園の管理運営に支障を及ぼすおそれがある行為をすること。
 (管理の委託)
第二八条 知事は、財団法人東京都公園協会に対して、霊園の管理に関する事務のうち、次に掲げる事務を委託することができる。
  霊園(納骨堂及び式場を含む。)の維持及び修繕に関すること。
  埋蔵施設、収蔵施設及び式場の使用の受付及び案内に関すること。
  前二号のほか、知事が特に必要と認める事務に関すること。
 前項の委託事務の執行に要する経費については、予算の範囲内において、委託料として支払うものとする。
 (過 料)
第二九条 次の各号の一に該当する者は、五万円以下の過料に処する。
  第二一条(第二五条において準用する場合を含む。)の規定に基づく知事の命令に違反した者
  第二七条の規定に違反して、同条各号に掲げる行為をした者
 (委 任)
第三〇条 この条例の施行について必要な事項は、規則別表第一 (第四条関係)で定める。
  附 則(略)
別表第一(第四条関係)
名   称
位      置
東京都染井霊園
東京都豊島区駒込五丁目、駒込七丁目
東京都雑司ケ谷霊園
東京都豊島区南池袋四丁目
東京都谷中霊園
東京都台東区谷中七丁目、上野桜木二丁目
東京都青山霊園
東京都港区南青山二丁目、南青山四丁目
東京都八王子霊園
東京都八王子市元八王子町三丁目、川野
東京都小平霊園
東京都小平市美園町三丁目、東村山市萩山町一丁目、萩山町五丁目、東久留市柳窪三丁目
東京都八柱霊園
千葉県松戸市田中新田、紙敷、松飛台、河原塚、日暮
東京都多磨霊園
東京都府中市多磨町四丁目、小金井市前原町一丁目
別表第二(第一二条関係)
種    別
使   用   料
単   位
金  額
式場(附属施設を含む。)
一回(二時間以内)
一万五〇〇〇円
収蔵施設
一時収蔵施設
一箇所、一年につき
四〇〇〇円
短期収蔵施設
一箇所、五年につき
一八万五〇〇〇円
長期収蔵施設
一箇所、三〇年につき
七四万円
埋蔵施設
合葬埋蔵施設
一箇所につき
一三万二〇〇〇円
壁型埋蔵施設(附属設備を含む。)
一箇所につき
一〇〇万二〇〇〇       円
芝生埋蔵施設(附属設備を含む。)
一平方メートルにつき
三二万九〇〇〇円
一般埋蔵施設
一平方メートルにつき
三一万一〇〇〇円
別表第三(第一三条関係)
種    別
管  理  料
単    位
金  額
長期収蔵施設
一箇所、一年につき
九九二〇円
埋蔵施設
壁型埋蔵施設
一箇所、一年につき
三〇六〇円
芝生埋蔵施設
一平方メートル、一年につき
九四〇円
一般埋蔵施設
一平方メートル、一年につき
六二〇円
別表第四(第二六条関係)
種  別
手  数  料
単   位
金  額
使用許可証
書換え
一件につき
一六〇〇円
再交付
一件につき
一一〇〇円