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弔問客の迎えかた

客を迎える準備

部屋を片づけ、玄関や門は明りをつけ、開いて客を待ちます。
身内だけのささやかな通夜なら問題はありませんが、たくさんの通夜客が予想される場合は、混乱しないように周到な準備が必要です。
受付を置いて出席者の名簿を作り、場合によっては下足の札も必要でしょう。なにしろ黒い草履(ぞうり)や黒い靴ばかりですから、見分けがつかなくなって混乱する心配があります。

客を迎える服装

通夜が、文字通り身内の者や、ごく親しい人たちで夜を徹して故人を偲ぶものであった頃は、ふだんの服装でよかったのですが、今日のように通夜が儀式化するにしたがって、喪主や親族の服装も、葬儀に準じるのが常識のようになっています。
喪主なら賂礼装のブラック・スーツに黒ネクタイ〈モーニングは昼の礼装〉夫人も和装なら黒喪服、洋装なら黒のドレスで装います。子どもは制服があれば制服、なければ黒やグレーなどの地味なものにします。
親族や世話役もこれに準じ、男性ならブラック・スーツかダーク・スーツに黒のネクタイ。女性なら色喪服といわれる色無地紋つきの着物に黒い帯、年配の方なら、これに黒の紋つき羽織を着てもよいでしょう。洋服ならば黒のワンピースかツーピース。ごく地味なドレスに、黒いリボンの喪章をつけてもよいでしょう。
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通夜ぶるまい

昔から通夜には盛大に酒食をふるまう習慣がありましたが、近ごろではかなり簡素になってきています。よくサンドイッチや、寿司などの軽食を出しますが、茶菓だけの場合もあります。お酒を出す場合も多いのですが、多量に用意する必要はありません。
宴席に先立って喪主またはそれにかわる人が弔問客にあいさつをします。多忙の中を弔問に来てくださったことへのお礼、生前の故人に対する厚誼や療養中のお見舞に対する感謝のほか遺族としての気持ちなどを簡単にのべ、最後に、ささやかですが酒肴を用意したので故人を偲んで召しあがってほしい旨あいさつします。
だいたい夜も十時ごろには帰っていただくようにしますが、遺族は、帰られる客を玄関に送り出すことはしません。

[通夜ぶるまいのあいさつ例]

本日はご多忙の中を、亡き父の通夜にお出かけくださいましてありがとうございます。生前親しくしていただきました方々に、こんなに大勢お出でいただいて、父もさぞかし喜び、感謝していることと存じます。
父は、日頃健康を自慢しておりましただけに、あまりにも突然の死に、まだ信じがたい思いでございます。
生前に皆さま方からいただきましたご厚情に厚く御礼申しあげますとともに、今後も私ども遺族に変わらぬおつき合いを賜りますようお願い申しあげます。
別室に、ささやかですが酒肴を用意いたしました。ご存じのように父は、こよなく酒を愛していました。どうぞ、そんな父とともに召しあがっていただきたいと存じます。
本日は、まことにありがとうございました。
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