臨終に際して
末期の水をとる
■医師に臨終を告げられると、家族や近親者は末期(まつご)の水をとります。これは死水(しにみず)ともいい、本来あの世で火の山を登るときにのどが乾かないように、とか、水の霊力で死者がよみがえるように、という祈りをこめたもので仏教に由来するものですが、カトリックの場合を除いて仏教はもとより神道の場合でも、ならわしとして行われています。
■新しい筆か、あるいは割り箸の先に脱脂綿を糸で巻きつけたものを茶碗の水に浸して軽く唇を湿します。死水は臨終に居合わせた人が血縁の濃い順に行います。