お斎〈食事〉
法要のあとのもてなし
■墓参が終わってから、自宅あるいはお寺の一室、またはレストラン、料理屋などで、僧侶・参会者に食事をふるまいます。これをお斎(おとき)と呼んでいます。お斎は忌日法要・年忌法要のいずれもふるまうことが多いようです。
■ふつう、お斎は精進料理がよいとされていますが、いまは別にこだわることはありません。
■法要を行った会場でお斎をとる場合は、ほとんどが僧侶をお招きし、正客とします。正客である僧侶が仏壇を背に座ります。それ以外の会場で行う場合は、僧侶〈正客〉を中心に、参会者一同は適宜着席します。とくに席次にこだわる必要はありません〈僧侶が出席しないときは適宜、着席〉。施主・遺族は末席に座ります。
■宴席の始めに、施主の遺族か遺族代表が、「本日はお忙しいところを故人のためにお集まり下さり、お陰さまで法要・墓参をとどこおり終了することができました。ありがとうございます。誠に粗餐ではございますが、どうぞ、ごゆるりとくつろいで、召し上がっていただきたいと存じます」といった挨拶をします。その後、食事に入りますが、お膳・お酒などは、必ず正客である僧侶から先にさしあげます。
■お斎の時間は一〜二時間といったところですが、頃合いをみて、引出物を配ります。
お斎を行わないとき
■忌明け法要・年忌法要などのとき、つごうでお斎を行わないときは、引出物と一緒に、料理の折り詰め、お酒〈小びん〉などを用意して、参会者にさしあげるのが一般的です。
■その際には、施主が参会者に対して、「本日は、お忙しいところ、故○○○○のためにお集まりいただき誠にありがとうございます。本来は、このあとご接待申し上げたいところでございますが、私どものつごうにより、出来かねますので、恐縮ではございますが、折り詰めなどをさし上げたいと存じます…」という具合に、断りを述べてからさしあげるようにします。
憎侶への謝礼
■法要の場合の僧侶への謝礼はお布施です。表書きに「御布施」と書き、施主の姓名を書きます。
■自宅や遠くにある墓地まで来ていただいたとき、あるいはレストラン、料理屋に招いた場合には、別に「お車代」を包みます。また、お斎を行わない場合や、僧侶かつごうによりお斎に出席できない場合などのときには、「御膳料」を用意します。