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八十八夜

八十八夜の意味

立春から数えて八十八日目、現在の暦では五月二日か三日にあたります。
この日は、農家にとって一つの目安となる日で、田の苗代を作ったり、作物の種まき、野菜の植え替えなど、野良仕事が忙しくなります。八十八夜までは遅霜が降りることもあって、農作物が被害を受けたりしますが、「八十八夜の別れ霜」といって、このころからほとんど霜害を恐れる必要がないからです。
また「夏も近づく八十八夜」、と歌われたように、初夏とみなしています。気まぐれな春の天気が落ち着き、本々の緑も鮮やかになり、さわやかな風が吹きはじめるころです。中国では、南東より旬うような心地よい風を薫風といいますが、日本でも室町時代から使われるようになりました。
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八十八夜とお茶

茶摘みも、八十八夜のころが最適な時期です。ふつうは年に三回の茶摘みがあります。一番茶は四月下旬から五月上旬、二番茶は六月下旬から七月上旬、三番茶は八月下旬で、回を追うごとに品質が落ちていきます。紺がすりの着物に赤いたすきをかけ、白いてぬぐいを姉さんかぶりにした娘たちが、茶摘み歌を歌いながら、茶を摘む風景は現在ではほとんど観光用になっていますが、なかなか風情のあるものです。
鎌倉時代の中期、お茶を普及させた臨済宗の栄西は、「茶は養生の仙薬、延齢の妙術なり」〈喫茶養生記〉といっています。栄西のいうお茶は抹茶でしたが、八十八夜に摘んだ新茶を飲むと長寿を保つといわれていますし、新茶は走り茶といい、たいへん香気の高いものです。ストレスの解消にもなりますから、せいぜいお茶を楽しみたいものです。
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