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長寿

長寿の祝い

初老から白寿まで

初老・厄祓い=数え年四十二歳

四十二歳のときに祝うもので、昔から老人にはいりかけた年齢とされました。初賀ともいわれ、風格を身につけだしたころの祝いで、長寿の祝いとは少し意味あいが違います。
昔から、男の四十二歳と女の三十三歳〈数え年〉は、特に大厄といって、人生の大きな転換の年頃と考えられてきました。
江戸時代には、これから先の人生の健康と発展を祈って、「厄払い」的な意味で、一族を招いて祝いが行われました。
今でも、その年になると神社で厄除けのご祈祷をしてもらう人も多いようですし、地方によっては厄落としのために親しい人を招いて酒食をふるまうところもあるようです。

還暦=六十歳〈数え年六十一歳〉

本卦(ほんけ)がえりといって、六十一年めに生まれたときの干支(えと)に還る〈十干十二支を組み合わせた干支は全部で六十種類。したがって一回りするのに六十年かかる〉ところから数え年六十一歳〈満六十歳〉で還暦を祝う習慣が生まれました。還暦のお祝いに赤いちゃんちゃんこや赤いずきんを贈るのは、赤ちゃんにかえるという意味なのです。
昔は還暦を境に家督を譲って隠居するのがならわしだったようですが、平均寿命八十歳となった今日、六十歳はまだまだ現役です。

古稀=七十歳

七十歳の祝いです。唐の詩人杜甫の詩『曲江の詩』の「人生七十古来稀」にちなんだものといわれます。
平均寿命の短かった昔では、文字どおり七十歳まで生きる人はまれだったのかしれません。今日では、七十歳でも現役という方もたくさんいますが、中には、そろそろ現役を退いて晴耕雨読の生活を、という方も少なくないでしょう。したがって、還暦は、おもはゆくてできないという人も、古稀となると抵抗がないかもしれなせん。

喜寿=七十七歳

平均寿命から考えて、そろそろ長寿の祝いといえるのは、このあたりからでしょうか。
喜寿は、喜の字の祝ともいいます。草書体で書いた喜は、七十七と書いているように見えるところからきました。

傘寿=八十歳

八十歳の祝いです。傘の略字が八十と読めるところから、この名がつけられました。

米寿=八十八歳

米という字を分解すると八十八になるところから、この名称がつけられました。さらに末広がりの八が重なるということからも、たいへんおめでたいとされます。

卒寿=九十歳

卒を略字で書くと卆となるところから、九十歳の祝いを卒寿といいます。寿命の長くなった今日、卒寿を迎える方も珍しくありません。

白寿=九十九歳

九十九歳の祝い。「白」に一を加えると「百」の字になるところからきました。あと一年、あと一歩、さらに長寿を、という願いをこめて祝います。
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長寿の祝い方

還暦や古稀の祝い方

還暦はもとより古稀でも、いまや長寿とはいえない時代です。まだまだ現役、という方もたくさんいます。人にもよりますが、還暦がなんだ、赤いチャンチャンコが何だ、という方も多いでしょう。そうした元気は尊重したいものです。押しつけになっては、お祝いとはいえません。
とりたてて還暦だ、古稀だといわずに、六十歳のあるいは七十歳の誕生祝いとして、家族揃って健康を祝い、今後ますますの長寿を願うのがいいのではないでしょうか。

喜寿以降の祝い方

子どもや孫たち、兄弟が集まって贈り物をし、食卓を囲み、祝杯をあげ、心からのお祝いをするのもよいでしょう。できるだけ多くの人が顔を揃える、これが何よりのお祝いです。
教え子や後輩たちが主催して祝賀会を開くというケースもよくあります。豪華にするより賑やかに。できるだけ多くの人に集まってもらうには会費制にするとよいでしょう。会費の中にプレゼントや写真代も含めます。
これに対して本人の色紙とか、自筆の文字を染めぬいたふくさとかを記念品として参会者に配るのもよいと思います。

お祝いの贈り物

ご本人の好みや考え方にもよりますが、贈り物はなるべく老人らしくないものがいいと思います。
たとえば還暦祝いにしても「赤い」を「若い」と解釈して、ちょっとしやれたセーターやマフラーなどを贈ってはどうでしょう。
長寿祝いというと、とかく座ぶとんとか、毛布、ひざかけ、座椅子といったものばかり考えがちです。もちろん、そうした実用品も結構ですが、もっと夢のあるものを考えてもいいのではないでしょうか。趣味に合わせて、絵の道具、美術書、スポーツウエア、旅行券と旅行ガイドブックなども喜ばれるでしょう。
しかし、何といっても最高のプレゼントは、子どもや孫たちの心からのお祝いのことばだということを忘れないようにしたいものです。
長寿祝い
表書き
寿、祝喜寿、祝米寿など
水引
のし付紅白か金銀の蝶結び
贈る時期
誕生日、敬老の日、祝賀会当日
目安
1万〜10万円
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