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お歳暮

お歳暮のしきたりの変遷

江戸時代には掛け売りがほとんどで、盆と暮れに決済を行うのが習わしになっていました。しかし、暮れの一回決済ということもあり、一年間の交誼を感謝するという意味から、得意先や親せき、知人、世話になった人などには、贈答を盛んに行っていたようです。
「日本歳時記」〈貞亨五年、一六八八年刊〉に、「下旬の内、親戚に贈物して歳暮を賀す。また知れるところの鰐寡孤独貧窮困苦の者にも、我が力に随って財物を賑わうべし。あるいは我にかつて恩恵ある人、師伝となれる人、我が身および家人の病よ療せし医師などのも分に随いて厚く物を贈るべし。疎薄なるべからず。かようのことは、軽くせんか重くせんかと疑いて決しがたくは、重きにつくべし。吝嗇なるべからず」と。歳暮はケチってはいけないと面白いことを述べています。
この習慣が、明治時代ごろから使用人や友人の間にまで広がり、商店では名前入りの手拭いやカレンダーを配るようになりました。
花柳界では、今も十二月十三日に鏡餅を師匠のところに持って行くのが歳暮にあたるようですが、ふつうの家庭でも昔は、暮れの二十日ごろから三十日までに持参するものを歳暮といっていたようです。
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お歳暮のエチケット

現在では、おたがいに手間を省く目的から、デパートのお歳暮商戦がはじまると同時に行われるようになり、贈る時期は十二月上旬から二十五日ごろまで。だいたい二十七、二十八日ごろまでに届くようにするのがふつうです。
また、お中元のところでも述べたように、昔は歳の神や祖霊への供物という意識があり、正月用品の米や餅、酒、乾魚〈特に塩鮭〉、手拭い、足袋などをよく用いていました。最近は品物が豊富になり、自分の予算で自由に選ぶようになっています。
表書きは「御歳暮」としますが、あまり遅くなったときは「御年賀」とします。
忘れてはならないのが、礼状です。本来は贈答側も知らせる必要がありますが、いただいた側は、すぐに礼状を出すのがエチケットです。ただし、パソコンなどではなく、手書きで。
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