見合いのマナー
当日の装い
自然のままに清楚な装いを
■見合いといっても、二人があまり緊張してはなんにもなりません。あまり着飾らず、楽な気分で出席することです。男性は背広、女性側も、着なれない服装より手持ちの外出着のなかからいちばん気に入っているもの、顔うつりのよい明るい感じのものを選び、できるだけ自分のよさを引き立てるように装いましょう。
■男性も女性も、おしゃれより清潔さが第一です。どんな美男子も、爪の先が黒く汚れていたり、肩にフケが散っていたのでは興ざめです。何げないところの配慮が大事です。
■お化粧は清楚を心掛けること。できるだけ素顔を生かして自然に見えるように。厚化粧はタブーです。
二人の装いの調和も大切
■どんな形式で、どんな場所でお見合いするにしても、当事者双方の服装が調和がとれていなければなりません。男性がラフな背広姿なのに、女性が中振り袖というのではこまります。仲介にたった方を通して、あらかじめ服装の点も打ち合わせておくことです。
場所にふさわしい装いで
■ホテルでのお見合いなら、略礼装に近い服装で。男性はブラックスーツやダークスーツ、女性はアフタヌーンドレスや、それに準じる明るい色のドレスがふさわしいでしょう。夜にかかる場合は、ドレッシーな感じに装います。
■和服なら訪問着か付け下げ程度に。粋すぎる柄や地味なものは避けます。
■劇場でお芝居を見ながら、音楽会を聞きながら、ということもあります。改まったところなら訪問着か付け下げや小紋、気楽な小劇場なら小紋のほか、むしろ大島とか結城(ゆうき)などの紬類がぴったりします。
■ホテルや大きな劇場など、着飾った人が比較的多い場所では、あまり質素な装いだとまわりの雰囲気に負けてしまいますので、多少華やかに装ったほうがよいでしょう。
■レストラン・喫茶店などなら明るい色柄の背広と、それに見合うような外出前程度のワンピースやツーピースを。和服なら小紋程度に。
■上司や先輩の家で、というときには、少し改まって背広、ツーピースなどを、みだしなみよく着ましょう。ハンカチやほきものにも神経を。
■勤務を終わったあと、どこかレストランなどで、という場合は、服にブラシをあて、男性なら胸ポケットに、新しいハンカチを山型にたたんで入れましょう。女性なら、襟元にドレッシーな感じのスカーフを。それだけでずいふん感じが変わります。
見合いの席では
明るく、ほどよく積極的に
■見合いの席について仲介者のあいさつがすんだら、ありふれた世間話で双方にぎやかに歓談するのがよいでしょう。結婚問題にはあまりふれないほうが無難。男性側からは彼女の嗜好とか趣味、勤めの話、サークル活動や友人の話などを引き出し、女性側からは彼のスポーツ、趣味、仕事、旅行の話などを引き出します。
■当世風な見合いでは、男性も女性も、適当に話し、適当に笑い、性格やムードなど、ある程度相手が理解できるように、明朗に振舞うことが第一条件でしょう。
■両親たちも、問わず語らず、自分はこんな人間であるという、その豊かな人間性を出して、相手に「気さくな人だ」とか、「あたたかみのある人だ」というような印象を、早く植えつけたほうが得策です。
遠慮しすぎず、気どりすぎず
■初対面のあいさつがすみ、仲介者にすすめられた席につきます。上座をすすめられたら、何度も固辞せず、素直に着席したほうがよいでし出されたお茶や料理も、すすめられたら遠慮なくいただきます。
■遠慮しすぎてぎこちなく振舞ったり、反対によく見せようとして気どりすぎないように。ありのままの自分を素直に表現したほうが好感をもたれます。
二人だけの時間があったら
■ひととおり話がすんだところをみはからって、仲介者が二人だけの時間をつくってくれます。このあとの場所や話題の選び方などは男性がリードしたほうが無難。もう少し聞いておきたいことや感じたことなど、率直に話し合いましょう。ただし、二人きりになったとたん、ことば遣いをくずしたり、なれなれしい態度になるのはタブーです。
■会話がはずみ、意気投合しても、帰りはあまり遅くならないようにきりあげましょう。夜にかかった場合は、男性が女性を送ります。