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冠婚葬祭マナー百科
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スピーチ例

媒酌人のあいさつ

菊花かおるきょうのよき日、新郎太郎君と新婦花子さんは、ただいま当式場の神前において、おごそかに結婚式を挙行され、すべてとどこおりなく行なわれましたことを、ここにお知らせ申しあげます。
私は鈴木一郎と申しますが、不肖お二方の媒酌の栄に浴しましたことは、私のもっとも喜びとするところでございます。
さて、新郎の太郎君は、松本家の長男として昭和四十七年水戸に生まれ、城南大学人文学部を優秀なる成績でご卒業になり、目下毎朝新聞の中堅記者として活躍されておる前途有為の青年であります。
新婦花子さんは、佐藤家の次女として昭和五十年東京に生まれ、東西大学文学部を卒業されました才媛でございます。目下、内外通信社の秘書室に勤務されておりますが、ご両親のあたたかい庇護のもとで、料理、お茶、ピアノその他、主婦として必要な教養を身につけられました。
このお似合いのお二人が、今後よき家庭を築かれ、よき社会人となられることは信じて疑いませんが、なにぶんにも長い人生航路のうちには、いろいろな困難にぶつかることもあると存じます。どうぞみなさまの末長いご指導とご援助をたまわりますよう、幾重にもお願い申しあげます。

来賓の祝辞1(主賓)

私は出がけに家内からきつく言われてまいりました。
「あなたは、ほんとうに申し分のない方だけど、話をしだすと長いのが玉に傷ですよ。きょうは絶対に長話はしないでくださいね。みなさんにご迷惑ですから」 とね。
ですから、簡単にお祝いだけ言わせていただきます。
時夫君と保子さん、きょうはほんとうにおめでとう。
さて時夫君、このとおり私は、たいていのことは家内の言うことに従ってきました。これが結婚以来二十年、なんとか無事に続いてきた秘訣です。
時夫君、保子さん、どうかお二人信頼し合って、いい夫婦になってください。

来賓の祝辞2(先輩)

おめでとうございます。
きのう何となしに年表をくっていて、きょう七月二十二日が、遺伝の法則で知られるメンデルの誕生日にあたることを知りました。
本日の新郎の父上は、みなさまもご存じのように信山大学の経済学部の教授でいらっしゃいますし、ご本人は郷里の名門東高校から東都大学法学部を卒業後四菱商事に迎えられた俊才、ご兄弟もまた俊英揃いのご家庭です。
一方花嫁華子さんは、京葉女子大英文科を出られ、これまで日東航空のスチュワーデスをされていた現代的な才媛、この席におられますお母上、妹さん方も、ご覧のとおりの聡明な美女揃いというわけで、メンデルの法則にあてはまるまでもなく、そのお二人の愛の結晶はさぞかし と今から大いに期待をいたしておるものです。
われわれの期待を裏切らぬよう、大いに頑張っていただきたいと思います。
失礼いたしました。

来賓の祝辞3(新郎の同僚)

木崎君、ご結婚おめでとう。
またご両親さま、来賓の方、ご列席のみなさまにも、木崎君の同僚の代表として、結婚のお喜びを申しあげます。
私は、木崎君と机を並べて働いております関係上、木崎君の日常をかなりよく知っておるつもりです。
彼のいちばんよい点は、しごとに対する積極性とフレッシュな感覚に富んでいるということだと思います。私は彼より少し前に会社に入りましたが、若い彼に教えられる点も多々あり、しごと仲間としての彼の存在を非常に高く買っております。
毎日毎日会社でしごとをしておりますと、好調で景気のよいときばかりあるものてはないのですが、木崎君がいつも真剣な態度でしごとに臨んでおりますことは、先ほど祝辞をのべられた常務のことばどおりです。
きょうのこの良き日を迎えて、私はひとつ新婦の愛子さんにお願いしようと存じます。聡明佳人たる新婦には蛇足かと思いますが、まあお聞きください。
それは、木崎君のしごとをよく知ってほしいということです。世間はよく「女は男のしごとに口を出すな」と申しますが、私は逆だと思います。
男がしごとを生き甲斐とし、誇りをもって働いている場合、妻は求められればそのしごとに協力し助言をしてしかるべきだと思うのであります。もとより、でしゃばりは禁物ですが…。
木崎君のしごとに対する姿勢はつねに前向きであります。愛子さんには彼の第一の理解者になっていただきたいのです。新家庭をくつろぎの場所とするとともに、彼のしごとに対する情熱をますます燃やせるようなものにしてください。彼の喜びを己の喜びとしてください。
夫婦は一心同体と申しても、現実にはそういう例は数あるものではございません。しかし木崎君と愛子さんを見ておるうちに、このカップルなら、という思いが増してきた次弟であります。
新郎の木崎君は、美しい花嫁の愛子さんを、やさしく大切に守って幸せにしてあげてください。
結婚は終着でなく出発であるということを肝に銘じて、よいご夫婦になってください。
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来賓の祝辞4(新婦の同僚)

わたくしは、新婦雪子さんと先日までごいっしょにおしごとをしてまいりました中村でございます。
鈴木さん、雪子さん、きょうはほんとうにおめでとうございます。こんなにも心あたたまるすばらしいご披露の席にお招きいただきまして、たいへんうれしく、お礼申しあげます。
雪子さんは、心の広いたいへんチャーミングな方なので、会社ではみなさんの人気者でした。そして私共のグループでは、頼りになるりーダーでいらっしゃいました。テキパキと毎日のしごとを処理なさる雪子さんに、ノンビリ屋の私は幾度助け船を出していただきましたことか。ご結婚のため家庭に入られることになり、私は、まさに背水の陣の心境で毎日出勤しています。
先程からお二人並んでいらっしゃるお姿を拝見して、ほんとうにすてきなご主人さま!われらのりーダー雪子さんとはまったくお似合いの方だと感じ入っているところです。
明日は、職場のグループに、この感激をお伝えしなければ。そして、大きな声ではいえませんけど、私も雪子さんみたいになりたいな、と願っています。
鈴木さん、雪子さん、いつまでもお幸せにお過ごしくださいませ。ほんとうにおめでとうございます。

来賓の祝辞5(高校時代の友人)

おめでとうございます。
新郎横山君とぼくは、大内高校水泳部で、伝統の一万メートル・インターバル練習にさんざんしごかれた仲間です。
あれから、少々ぐらいの苦しさにはへこたれなくなりましたが、こんな晴れがましい席に出ると、文字どおりおかに上がったカッパ同然、何をしゃべればいいのか、ウロウロするばかりでことばが見つかりません。
横山君、おめでとう。これ以上何もいえないけど。ぼくの気持ちはわかってくれると思います。
良子さん、おめでとう。横山君を選んだあなたの眼に狂いはないはずです。がんばり屋の彼のこと、きっと、あなたを幸せにしてくれるでしょう。
それから横山君のおかあさん、いたずら小憎だったぼくは、よくあなたに叱られました。ぼくにとってあなたは自分のおふくろ同然、母親が二人いるみたいに思ってましたし、いまでもこの気持ちは変わっていません。おかあさん、ほんとうにおめでとうございます。この席をお借りして改めておよろこびを申しあげます。

来賓の祝辞6(サークルの仲間)

本日はご結婚式がつつがなくとり行なわれ、まことにおめでとうございます。
私は新郎の小森さんとは「油絵の会」を通して親しくさせていただいており、このようなお席にお招きをうけて、まことに光栄に存じている次第です。
もうご存知の方も多いと思いますが、小森さんはたいへん多趣味な方で、家業のかたわら、町内の青年会でもいろいろとご活躍くださっております。なかでも絵画の方面においては抜群の才を発揮され、秋の公民館における展覧会では、いつも観客の目をひき、足を釘づけにするような作品を出品してくださいます。作風はなんというか、若々しい大胆なタッチのものがほとんどでした。
しかしご結婚を機会に、その作風が変化していくのではないかと、私は大いに注目しております。新たにどのような絵具が加えられ、自由奔放な構図がいかにまとまっていくでしょうか。美的センス溢れる新夫人をみるにつけ、小森さんのカンバスにどんな絵が描かれていくのか、私はわくわくするような気持ちでおります。
どうぞお二人で、仲良くよい家庭をおつくりください。幾久しきご幸福をお祈りして、私のお祝いのことばとさせていただきます。

来賓の祝辞7(釣りの仲間)

きょうは、平岡太郎さんの友人としてこの披露宴によばれたわけなんですが、実はこの席に出て、たいへん驚いているわけです。と申しますのは、きょうの今まで、太郎さんが、こんな偉い青年実業家であるとは夢にも思っていなかったからです。
私は釣りを通して平岡さんと知り合ったのでして、私たちは平岡さんを、ふだんタロちゃんと呼んでいました。私とタロちゃんは、ある朝一番電卓の中で知り合いました。ご承知と思いますが、釣りに行くには、朝暗いうちに家を出て、一番電車に乗って出かけるのでして、その電車の中で知り合ったわけです。
そのうちに、井の頭線の沿線に住む釣り師たちが集まって寸尺会という同好会をつくりましたが、タロちゃんは、その「寸尺会」の会長さんです。
会長さんというと聞こえがいいのですが、テキパキと事務的な処理がうまくて、お金に気まえがいいタロちゃんを、みんなでかつぎあげたわけなんです。どうもすみません。
しかし、けっしてそれだけではありません。なんとなく抱擁力のある、おおらかなタロちゃんの魅力が、みんなの意見を一致させたんだと思います。
「寸尺会」の名のとおり、「おれの釣ったのは五寸あった」とか、「いや、おれのは二十センチだった」などと自慢し合うのが私たちの楽しみでもあるんですが、タロちゃんは、そういうときでも、あまり寸尺のことを言ません。にこにこ笑いながら人の言うことを聞いているのです。ただ正直に言うと、釣りはあまり上手じゃあないほうかな。そのタロちゃんが、こんな美しい女性を釣り上げたんで、私は驚いているんです。ごめんなさいタロちゃん。
どうか、末長く仲よくやってください。それから、奥さんにお願いしておきますが、とにかく釣り師は朝暗いうちから出かけるんですから、そういうときは、あまり文句を言わず、あたたかい朝ごはんを食べさせて、おべんとうでもつくって家を送り出してあげてください。
最後に、心からお二人におめでとうと申しあげます。
たいへん失礼いたしました。
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