スピーチの要領
スピーチは短く
■指名されてあいさつを述べる場合には、できるだけ短く、しかも機知に富んだものでありたいもの。くどくどとへたな話をするのは、会場の空気をかたくするばかりでなく、座をしらけさせるおそれがあるからです。出席者はけっしてあなたのスピーチを聞くために出席しているのではないということをお忘れなく。
ほしいエスプリ
■また祝辞あいさつでも、和歌なら「まくらことば」、手紙なら「前文」というような「開口の辞」があります。たとえば「ご指名によりまして、一言お祝辞を述べさせていただきます」とか、「ただいまご紹介にあずかりました○○でございます」とか、「ひとことお喜びを述べさせていただきます」とか、こういったたぐいは最初の一人だけで十分です。あとに続く人たちがみんなこの調子の前おきをしたのでは、宴全体が紋切り型の退屈なものになってしまいます。「簡単ではございますが、これをもちまして…」もやめましょう。
■ともかくテーブルスピーチはたった一分でもがまいませんから、ピリリとしたエスプリの効いた感動的なものでありたいものです。
■しみじみとした話、ユーモラスな話、ためになる話など内容はいろいろでしょうが、聞く側の心に響くような話がほしいものです。これから家庭を築く若い二人が、ときどき思い出しては語り合うほどのテーブルスピーチであれば、それだけでも披露宴の意義が強まります。
忌みことばはなるべく使わない
■わざわいが起こることを連想させるようなことば、不吉を思わせる文字や同音のことばを、忌み(いみ)ことばといって、昔から避ける慣習があります。現代からみれば全くのナンセンスといえますが、結婚披露宴などでは、今もって「ウエディングケーキを切る」と言わずに「ナイフを入れる」と表現したり、「終わる」と言わずに「お開きにする」と言うのが常識になっています。気にする方もいます。スピーチや司会のなかでなるべく忌みことばを使わないように気をつけましょう。
スピーチのポイント
■スピーチの要点を要約しますと、つぎのようなことになります。
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1
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あまり長過ぎない〈時間は長くとも媒酌人七分、主賓五分、来賓三分の七五三の要領で〉
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2
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適当に新郎・新婦をたたえる
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3
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その両親や家庭をたたえる
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4
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二人の将来にとってためになる話を
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5
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人生論的な内容をもつ話を。ただし訓辞になっては困る
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6
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何かとよい印象を残すエスプリを含んだ話を
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7
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新郎・新婦に対して、ユーモアのない単なる欠点の指摘はしない
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8
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エピソードは楽しいが、あれもこれもと欲張らず、一つにしぼったほうが印象的になる
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9
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抽象的にならないように、なるべく具体的なほうが聞いてよく理解できる
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10
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楽しいなかにも品位を失わないように
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